食塩感受性高血圧と腎機能の関わりとノルバスクや漢方

高血圧は日本人の多くが患ってしまっている病気であると考えられており、その認識を高めて早期発見、早期治療を行うことが求められています。生活習慣病に含まれている高血圧を治療するためには個人の生活習慣を変えることによって体質を変えなければならないという面があるからであり、それによって常に血圧が正常域に入るようにすることが様々な疾患へつながってしまうことへの予防につながります。
高血圧治療においては血圧の制御と生活習慣の改善が同時並行で行われます。血圧の制御においてよく用いられるのがノルバスクです。カルシウム拮抗薬に分類されるノルバスクは血圧の低下に顕著な効果を示すことが多く、信頼性の高さから採用されることが多いものです。多くの病院では使用経験が多いこともノルバスクが第一選択薬として選ばれることが多い理由となっています。
一方、生活習慣の改善の観点から最も重要制されるのが食塩の制限です。食塩の過剰摂取が高血圧のリスクとなることが知られており、日本人は漬け物などの塩分が多い食べ物を好むことから概して過剰摂取しがちなことからそういった指導が行われます。しかし、気をつけなければならないのが食塩感受性の個人差です。食塩感受性の人もいれば非感受性の人もいて、食塩摂取の制限の効果が大きく異なってきます。これは遺伝子レベルでの違いによるものであることが知られており、腎臓の機能による部分が大きいことが知られています。
ノルバスクの作用メカニズムにもレニンーアンジオテンシン系と呼ばれる腎臓の関与もある血圧調節系が関わりますが、高血圧と腎機能の関わりは深いものです。そのため、漢方治療では腎臓に着目されることが多々あります。腎機能を高める漢方が食塩感受性のモデル動物に効果があるという知見も得られており、漢方の併用もこれからは取り入れられていくことになるでしょう。